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【沼高】薬物乱用防止講演会(3年)

 令和6年10月30日㈬、3年生を対象に「生徒に薬物乱用の有害性・危険性を啓発し、薬物乱用の根絶および薬物乱用を拒絶する規範意識を向上させる」目的で、薬物乱用防止講演会が実施されました。

 
講師 学校薬剤師 府金康子氏

 映像等を使い、ご講演いただきました。


 今回は、講演の詳細は掲載できないので、沼高生よりも人生のちょっとだけ先輩であるライターNのおばさん構文熱語りです。

悩み多き年頃の高校生。

 薬物に手を染めてしまうきっかけとして、孤立してしまった精神状態があります。誰かと自分を比べて孤独な気持ちになったり、人間関係がうまくいかなかったり、家庭内の悩みがあったり。一人は嫌だから、(表面上)優しくしてくれる誰かの誘いのままに薬物に…ということも。
 悩みのない人、悩みのない高校生なんてこの世にいません。断言します。悩んでいるのは、あなただけではないのです。

悩みに付け込む悪意のある人間がいる。

 悩みに付け込んで、甘い言葉で近づいてくる悪意ある人間が存在するのも事実。世の中のほとんどが高校生が所有しているスマートフォンは、そうした悪意ある人間との接点になりやすいのも現実です。
 ネットで知り合った人が全てダメというわけではありませんが、悪い人もいることを頭の片隅に置いたうえで、適切な付き合い方をしたいものですね。

でも、薬物はダメ。

 薬物は一度手を出してしまったら、その依存性などから、もとの自分には戻れない、と言われています。「一回ぐらい大丈夫なんじゃない?」なんて簡単に考えて誘いを断れずに手を出してしまったり、悩みぬいた挙句、自暴自棄になったり、藁にもすがる思いで薬物に手を出してまう、というケースも少なくないようです。
 最近では、一見薬物には見えない、ドリンク剤やグミなどにまぎれさせて配っていることも。
 いずれにせよ、薬物はダメなのです。知識と勇気をもって、実態もわからない会ったこともない得体のしれない人(辛いときに優しくてくれた良い人と感じても、薬物を進めるような人は結局良い人ではありません。あなたを利用しているだけです。)の言うことを聞いてはダメだし、そんな人からもらった得体のしれないものは摂取してはいけません。

あなたは世界にただ一人のとても大切な存在なのです。

 悩んだ時に、何かにすがりたい気持ちはわかります。独りぼっちで悩むのは辛いですよね。そんな時、聞いてくれる”誰か”の存在が重要です。「誰もわかってくれない」、そんなことはありません。
 友人、家族、スクールカウンセラー、先生、講演会でも紹介いただいた相談機関(電話、チャットなどでも相談に乗ってくれます)が、きっと助けになります。引き返せない一歩を踏み出してしまう前に、一人で悩まず、話を聞いてもらいましょう!あなたの事を大切に思っている人が、必ず近くにいます。

 

 講演で得た知識と勇気で、自分の身は自分で守って、幸せな人生を送って欲しい。取材をしながらそう感じたライターNなのでした。

 熱語りにお付き合いいただき、ありがとうございました(人''▽`)☆


 ご講演くださいました、学校薬剤師府金先生にも、この場をお借りして感謝申し上げます。考える機会をいただき、ありがとうございました。